流れてきた巨岩
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流れてきた巨岩

正式名 : 十勝岳爆発記念碑の巨岩
1926(大正15)年5月24日の大正泥流で流されてきた巨岩(巨礫)です。もともとは30mほど南西の道路縁にありましたが、十勝岳爆発記念碑駐車場を整備の際に地中から抜き出して、現在の場所に設置しました。
巨岩の大きさは約3.7mで、重さは約68トンと推定されます。大正泥流直後の写真が上富良野町郷土館に残されており、大正泥流で流されたことが分かっています。
巨岩の上には、大正泥流発生からちょうど1年後に建てられた碑が建っています。大正泥流の罹災者及び関係機関が、大災害の記録を将来に残していくため、この巨岩を台座として記念碑を建てました。他にも十勝岳爆発記念碑はありますが、公的機関と義捐金で建立された唯一の碑です。大正泥流で流されてきた巨岩を台座としているものも、他にはありません。

※3枚目の白黒写真は上富良野町郷土館所蔵
所在地北海道上富良野町西一線北三十二号
アクセスJR富良野線「上富良野」駅下車後、3.8kmは公共交通機関なし / 上富良野駅から、車で5分
観察地点43°29'24.50N/142°28'59.00E(43.490139/142.483056)
マップコード349 553 462
立入
トイレ○ 車椅子対応
駐車場○ 無料30台・バス可
バリアフリー情報○ 車椅子で見学可能