上富良野町の市街地の北側にある公園で、展望台、ラベンダー園、スキー場(12月中旬〜3月)、オートキャンプ場(4月下旬〜10月下旬)があるほか、各種イベント会場としても利用されています。丘の上にある展望台からは、十勝岳連峰の全貌がみられます。約100万年前からできはじめた火山群ですが、現在みられる主な山は約30万年前以降につくられました。いちばん新しい山が約3万年前につくられた十勝岳です。火山活動は現在まで続いており、噴煙が上がる様子がみられます。
西～北西側には、なだらかな丘(波状丘陵)がつづいています。この丘のもとになっているのは、約125万年前の十勝火砕流堆積物や約200万年前の美瑛火砕流堆積物で、いずれも北海道の中央部(十勝岳の北東付近)の火山が大噴火したときの噴出物です。
南～南西側には、上富良野町の市街地が広がり、さらにその向こう側には芦別岳を中心に夕張山地が望めます。十勝岳とはちがって、こちらの山は、一億年以上前に海底や地中でできた岩石が隆起してできた山です。