カチカチ火砕流
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カチカチ火砕流

正式名 : 日の出の十勝火砕流堆積物(溶結凝灰岩)
今から125~146万年まえころ、北海道中央部にあった火山(現在の十勝岳の北東側)が大噴火して発生した火砕流の堆積物です。火砕流とは、高温の火山灰や岩石、火山ガスなどが一体となって、高温・高速で山を流れ下る現象です。泥流や土石流と異なり、灰色の雲が地面をはうように流れます。
もともとの火砕流堆積物は、軽石や火山灰などのやわらかい物質でできています。噴火直後はマグマの熱によって岩石がとけた状態で、それが冷えて固まり、また、堆積物自体の重さによって押し固められることによって、かたい岩石(溶結凝灰岩)になりました。
十勝火砕流堆積物は、石英を多く含むのが特徴です。この石英は、粒の大きい(5mmくらい)、透明~ピンク色の結晶で、キラキラと光って見えます。
所在地北海道空知郡上富良野町第二安井牧場
アクセスJR富良野線「上富良野」駅下車後、5.4kmは公共交通機関なし / 上富良野駅から、車で9分
観察地点43°28'53.00N/142°29'32.00E(43.481389/142.492222)
マップコード349 524 435
注意情報露頭に張り付く際には滑落・落石に注意する必要がある。
立入○ 道路脇のみ
トイレ×
駐車場○ 道路脇に数台可
バリアフリー情報○ 自動車の車内からの見学をお勧め (下車後は未舗装のため車椅子で移動困難)