白ひげの滝
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白ひげの滝

正式名 : 白金白ひげの滝
白金温泉のまんなか、美瑛川にかかる白金橋から川の上流側を見ると、右手に滝が見えます。これが「白ひげの滝(しらひげのたき)」です。この滝の水の多くは、ガケの途中から流れ出ています。滝の水は、二つの地層の間から流れ出ており、地層の間が地下水のとおり道になっているようです。
滝の出口の上にある地層は、20万年ほど前に平ヶ岳火山(十勝岳山頂の北東約600m付近)が噴火して流れ出た溶岩で、「柱状節理」がみられます。柱状節理は、縦方向にたくさんできた割れ目のことで、熱い溶岩が冷えて固まるときに収縮して(ちぢんで)できたものです。
白ひげの滝の出口の下側には、丸みをおびた砂利の地層があります。十勝岳や周辺の火山から流れ出す川の砂利や、土石流などがつみかさなってできた地層で、平ヶ岳火山の噴火より古い時代の地層です。
また、この付近の美瑛川の水を見ると青く見えます。白ひげの滝のすぐ上流で、尻無沢川や硫黄沢川といった十勝岳の山体から流れ出る川が、美瑛川に合流しています。火山から流れ出す水には「ケイ酸アルミニウム」という非常に小さな粒(およそ1万分の1ミリ~100万分の1ミリメートル)がふくまれており、このような小さな粒は赤い光を吸収し、青い光を散乱させる(はねかえす)性質があるため、美瑛川の水は青く見えるのです。
所在地北海道上川郡美瑛町白金
アクセス道北バス「白金温泉」停留所下車、徒歩2分 (130m)
観察地点43°28'29.00N/142°38'20.00E(43.474722/142.638889)
マップコード796 182 603
注意情報河原からの観察時は水流と落石に注意(橋の上からの観察が望ましい)。 十勝岳の火山活動にも注意。
立入△ 橋の下へ降りる場合はツアー参加要 (丘のまちびえいDMOにて受付)
トイレ×
駐車場○ 道路脇に数台可
観光情報美瑛町観光協会
バリアフリー情報○ 車椅子で見学可能