十勝岳ジオパーク推進協議会が共催している、トカチルゥチシを歩く会主催の「トカチルゥチシ伝承堅雪フットパス」に参加しました。本イベントは、松浦武四郎が残してくれた記録をもとにアイヌ古来の石狩・トカチ往還路の一端をたどる内容となっており、毎年この時期に開催されています。
ルゥチシ(富良野岳と前富良野岳間の峠)を超えて原始ヶ原登山口へ降りるルゥチシ班と峠の手前あたりで引き返すフットパス班に分かれて行われました。本年は、参加人数が多く、全体で40名ほどの方々に参加いただきました。多くは、トカチルゥチシを歩く会や上富良野町山岳会のメンバーやジオガイド、地域の方々でしたが、札幌等の遠方からご参加いただきました。
当日は天候にも恵まれ、移動中は汗ばむ陽気でしたが、天気が良い分、景色を楽しみながら、移動していきました。当時の松浦武四郎はどのような行動をとりながら十勝方面へ移動したか、参加者同士で想像する場面もありました。
ルゥチシ班は、丸1日の長時間移動でしたが、両班ともに、けが人や途中リタイアする方もおらず、無事にイベントを終えることができ、非常に充実したイベントになったと思います。
今回開催にあたり、陸上自衛隊 上富良野駐屯地の方々をはじめ、ご協力・ご参加いただいた皆様ありがとうございました。