十勝岳ジオパーク推進協議会の学識顧問である北海道教育大学旭川校の佐藤鋭一准教授、当協議会の専門員中村有吾が、十勝岳の様々な火山噴火の現象を見ることができる、美瑛町の望岳台を巡検しました。
この場所は、比較的短い時間で観察ができる貴重なスポットと考えており、いろいろなフィールドワークに活用しています。
中央火口の溶岩、グラウンド火砕流、それに伴う炭化木、泥流が流れた跡などが観察できます。
9月はここをフィールドに小学生の「十勝岳たんけん隊」や「火山砂防教室」、「サポーター養成講座」などが行われる予定ですので、それぞれのポイントで解説する内容を精査していきたいと思います。
望岳台の次は十勝岳火山砂防情報センターの見学に行きましたが、途中で十勝岳の噴火口のほとんどが観察できる絶好のポイントも発見。
好天にも恵まれ、実り多い巡検になりました。今後も北海道教育大学旭川校との連携を深めながら、調査研究に取り組んでいきたいと思います。