上富良野町開拓歴史広場横の草分(くわさけ)神社敷地内でのモニタリングに同行しました。
調査員は、当協議会の井上ガイドです!北海道から「防除従事者」として委嘱を受け、活動を続けて12年となるベテランです。
草分神社内にあるエゾムラサキツツジによってくるセイヨウオオマルハナバチの女王バチを捕獲していきます。この時期に、足の周りが花粉で団子状になっていると巣作りの証拠だそうです。(今回はそのような女王バチは見当たりませんでした。)
セイヨウオオマルハナバチは、1990年代にヨーロッパなどから輸入され、トマトなどのハウス栽培で受粉作業の省力化や農産物の品質向上のために貢献してきましたが、一部の個体が逃げ出し、野生化しています。野生化したセイヨウオオマルハナバチは、餌の競合などによる在来マルハナバチの駆逐や、在来マルハナバチに花粉の媒介を依存する在来植物の健全な繁殖の阻害など、全道各地に拡大し、在来種のマルハナバチを減少させるなど、本道の生態系への悪影響が懸念されています。
(北海道環境生活部環境局自然環境課ホームページから抜粋)
2人で小一時間捕獲を続け、セイヨウオオマルハナバチ20匹(おしりが白い)とエゾオオマルハナバチ1匹(おしりがオレンジ)を捕獲しました!(エゾオオマルハナバチは、捕獲後に逃がしました。)
2021年9月には、北海道主催の調査が上富良野町日の出公園で行われる予定です。