このエリアで最も人気の見どころは、やはり「青い池」です。
この日は平日で天気も曇りでしたが、画面の後方には人も多く、駐車場も半分埋まっている状態でした。
天気の良い土日などは、駐車場に入るまでに渋滞が発生しますので、時間に余裕を持ってお越し下さい。
なお、この程度駐車場が埋まると、人と人の距離がかなり近く密になります。屋外ですが、マスクの着用、状況によっては見学の取りやめも、ご検討下さい。
さて、この青い池ですが、人工的に出来たものという事はご存じでしょうか。その証が、池の反対側のブロックの列。
よく見ると一直線に並んでいます。
これは奥の川を越え、対岸まで続いています。
池の一番奥まで行くと、川を見る事が出来ます。その上流にせき止めているものが見えますが、これは何でしょうか。
実は「青い池」は十勝岳噴火に備える砂防施設なのです。 この位置に透過型の美瑛川 ブロックダムが建設されました。
ブロックに流木や土砂がつまり、 水と土砂がたまります。
上流と下流に砂防ダムができ、本流のところのブロックを除去しました。本流から外れたところに水がたまり、 池が作られました。
こうして出来たのが「青い池」です。なぜ水が青いのかは、また別の機会に。
十勝岳ジオパーク構想では、このようにただの観光ではなく、「なぜだろう」と少しだけ掘り下げる事で、この土地への興味や理解を深める活動をしています。
皆さんも、お出かけの際は「なぜだろう」と探ってみて下さい。きっと思い出がより良いものになるはずです。