前回からのつづきです。
開拓広場から自転車で約3分、北29号踏切を渡って、150ⅿ位。上富良野町指定文化財の富良野平原開拓発祥の地、『憩いの楡』碑が水田地帯の中にあります。
見終わってUターン、町に戻ります。途中、開拓広場から約250ⅿくらい。建設会社の前の道路わきに泥流から復興した耕作地の客土工事の痕跡を見ることが できます。道路工事に伴う、排水溝の整備工事で発見されました。
発見当初は 一か所だったのが、今は4か所増えています。記述記録によると、「泥流堆積物が深いと、客土で農地の回復を行う。運搬客土工事で客土の厚さ三寸、被災地 近くの山地から採取する」とあります。線路を挟んで、向かい側の丘が大きく削られているのがわかります。
見終わって、次に向かいます。町の中心部を通って、郷土館に行きます。郷土館の前には、花壇の縁石に注目。間知石と言う上富良野硬石を見ることができます。旭野地区の石切場で石工さんが切り出した溶結凝灰岩です。郷土館には、リニューアル中ですが流木で作られた数珠とか硫黄運搬のトロッコ軌道の線路の残 骸の展示があります。
上富良野神社に行くと、上富良野硬石の大鳥居の笠木が保存されている。入魂式 の車がぶつかり解体した。境内に上富良野硬石の石碑が多数ありました。
開拓当時の様子が分かるこのエリアを、皆さんもぜひ散策されてはいかがでしょうか。