8月1日~2日の2日間、全道の高校地理の先生たちが十勝岳ジオパークの山岳エリアを中心に研究会を開催し、その解説とご案内をさせていただきました。
研究会のテーマは「防災・減災への教材化」~地域を学び、生かす授業づくりのヒント~です。
1日目は事務局の佐藤が「十勝岳ジオパーク構想について」上富良野町危機管理員の桜井が「上富良野町の防災・減災について」の講演を行った後、ヌッカクシ(安政)火口の巡検を青野サポーターが解説・案内しました。
2日目はオプショナルツアーとして早朝の青い池をめぐるツアーで青い池と白髭の滝を青野サポーターが案内し、その後美瑛町の望岳台とシェルターを山中専門員が解説、次に今回の研修のメインとも言える北海道旭川建設管理部富良野出張所の土田所長による、富良野川火山砂防ダム群の巡検を行い、普段立ち入ることのできない砂防ダムを実見し、工事中のダムも見ることが出来、大変貴重な体験と知見を得ることができたと思います。
最後に1926年に発生した大正泥流の流れに沿って各地を巡ったのち、土の博物館の田村館長より泥流からの農地の復興を学びました。
今回ご案内したことが「高校の授業にどのように防災・減災を組み入れていくのか」「小中学生と違い、いろいろな地域から通学してくる高校生に対し、どのような災害を具体的に教えていくのか」先生方のこれからの防災授業の一助となれば幸いです。
全道から十勝岳ジオパーク構想のエリアに研修にお越しいただいた先生方、本当にありがとうございました。