2023年5月24日、上富良野町読み聞かせ会ムーミンによる手作り紙芝居「十勝岳だいふんか~未来へつなげよう~」実演会が上富良野町公民館で開催され、協力団体として参加してきました。
実演会の冒頭、読みきかせ会ムーミン所属でジオパークガイドとしても活動している柴田ガイドから、十勝岳ジオパークの魅力や活動について講話を行いました。
今から97年前(大正15年5月24日)のこの日、十勝岳噴火に伴う融雪型火山泥流が発生。144名もの犠牲者を出し、多くの農地を埋め尽くしました。この火山災害の悲惨さと復興の歴史を後世に語り継ぐことを目的に制作された紙芝居を読み聞かせ会ムーミンが披露。
紙芝居は、上富良野町の開拓から十勝岳の大噴火、そして復興から現在までをわかりやすく描かれており、とくに噴火のシーンでは読み手の迫力ある渾身の演技が披露されました。
読みきかせ会ムーミンでは、町の歴史を読み聞かせを通じ町民の方にもっと知ってほしい、二度と災害を繰り返さないとの思いから、毎年5月24日に合わせ紙芝居の実演を行っています。
十勝岳ジオパークでは、これからも様々な団体と連携を図り、災害の歴史を語り継ぐとともに地域の魅力を発信していきます。