5月6日は「春の花道フットパス」を開催しました。この季節に咲く野の花をめぐるフットパスでしたが、今回は当ジオパークの協力施設である「土の館」も見学し、開拓から1926年に発生した大正泥流の被害・そこからの復興も学ぶツアーになりました。
土の館の田村館長から大正泥流の地層(剥ぎ取り標本)に関する説明を受け、その後自由に館内を見学。泥流災害からの復興の苦労を知ることができました。
土の館の後は、いよいよ春の花道へ向かいましたが、途中の農道沿いでは梅やコブシ、桜などの花々を見ることができました。そしてついにカタクリが群生する「花道」へ。実はこの小道は送電線の管理のために下草を刈ったところを歩いており、送電線がなければ見ることができない場所で、この季節だけ通ることができるそうです。この小道ではフクジュソウとカタクリの群落を見ることができました。
小道の後は、泥流が到達した土手の上の道を歩きました。ここからは大正火口から泥流で埋め尽くされた平地までが一望でき、大正泥流のすさまじさを体感することができました。
最後に見晴台公園で、パンとアスパラスープの軽食を取りながら井上サポーターのアイヌ民話の紙芝居を鑑賞し、楽しくツアーを終えることができました。