昨日は美瑛高校3年生の地学基礎の授業で、「十勝岳の雪は世界一?雪をもっと楽しもう! 」というテーマで雪についてお話しさせて頂きました。
最初に、雪とは何なのかを外で実際に雪の結晶を見て、そしてシャボン玉液で雪の結晶ができる過程を擬似的に体験させました。
その次は、北海道の内陸地だから見ることができるダイヤモンドダストを、アイスストッカーの中で再現。当地域の冬だから楽しめる雪と寒さで生み出されるダイヤモンドダストについて知ってもらいました。
そして、十勝岳は世界で初めて人工雪を作成し、「雪は天からの手紙である」という言葉で有名な中谷宇吉郎先生が雪の研究を行った場所!中谷宇吉郎さんが十勝岳の白銀荘(現在の旧白銀荘)でどんな雪の研究をしたのか、何故十勝岳で研究したのかをお話ししました。
最後は、なんで日本は雪が多いのか、またこれからの地球温暖化で雪はどうなっていくのかについて。ヒマラヤや沖縄トラフなどが日本の雪に関係していること、また今のままでは地球温暖化で雪が減少してしまい、農業にも影響がでてしまうことについてお話ししました。
当地域の雪や寒さが当たり前のものではなく、地球規模の大地の成り立ちが関係していること、地球温暖化でこのような雪やダイヤモンドダストが見られなくなるかもしれないということを少しでも覚えてもらえたら嬉しいです!