とかち鹿追ジオパークの学術顧問でもある、福山市立大学の澤田准教授から教えて頂いた、11/5〜11/7の音更町と上士幌町の十勝三股で周氷河地形とその植生に関する調査に同行しました。周氷河地形はもの凄く大雑把に言うと寒くてできる地形です。十勝地方や大雪山でも標高が高いところなど、寒くて雪が積もらない場所(雪は毛布のような効果があるため)という、地面が凍るような地域で見られます。十勝岳ジオパーク構想の地域内でも標高が高い場所で確認できるのですが、周氷河地形を知らないとどれがどれだか分からない…ということで、今回は調査に同行して周氷河地形の特徴や成り立ちについて学びました。
調査は周氷河地形に詳しくない私でも知っているもの凄い先生方と、もの凄く優秀な大学院生により行われ、非常に勉強になりました。地面が凍ることにより作られた高まりである十勝坊主が、かつてはこの十勝地方に広がっていたんだろうなと考えると興味深かったです。風穴と永久凍土があるから育まれている植生も美しく、かつ勉強になりました。
十勝岳ジオパーク構想地域の山岳部にもこのような十勝坊主があるはずなので、いずれ調査に行きたいと思います!