4月1日(日)に「ジオサポーター養成講座4~生態系~」を開催しました。今回は美瑛・白金ネイチャークラブの小倉博昭さんを講師にお招きし、白金温泉周辺の森をスノーシューで歩きながら、生態系について野外で学びました。講座は、まず北海道中央部にある大雪山から十勝岳に至る山々がどうしてできたのかからスタート!
北海道という寒い気候の高山ではどのような生態系が育まれているのか、実際の植物や動物の痕跡を見ながら学ぶことができました。活火山の十勝岳は、噴火で泥流や溶岩が何度も流れ下っています。噴火は人を含めた動植物に大きな影響を与えますが、そのおかげで植物が更新されて多様な植生が育まれている、一種の火山の恵みであることがよく分かりました!途中では、“ブルーリバー”そのものの、青い色をした美瑛川も案内!美しい美瑛川ですが、青いのは火山由来の成分が混じった結果で、そのために多くの魚は住むことができません(青くなる前の上流域には住んでいます)。そのため、魚を主食にするシマフクロウは生息できず、美しいけれども厳しい自然も学ぶことができました。
今後も様々なテーマで養成講座を開催していく予定です。途中からの参加も大歓迎ですのでご興味のある方はぜひご参加ください!