6月30日は旭川気象台の十勝岳調査観測に同行し、十勝岳の噴火口付近を調査、観察しました。
当日はあいにくの天候でしたが、気象台、十勝岳火山防災協議会、北海道、林野庁、警察、消防、自衛隊など関係機関の約30名が参加し、調査登山が行われました。
十勝岳避難小屋から登山道を30分ほど登ったあと、登山道を外れてグラウンド火口の中に。普段では観察できないスコリアの堆積した火口内を歩くことができました。
また、十勝岳頂上の溶岩の真下を横切って、振子沢側噴気孔群、62₋3火口付近まで到達し、噴煙の状況を確認。気象台の方から十勝岳の最近の状況の解説をいただきました。
普段立ち入ることができない所の調査・観察を行うことができましたが、風向きによっては噴煙が流れてくるために、防毒マスクを装着する場面もありました。
いろいろと興味深いものがありましたが、数回に分けて詳細をお伝えしたいと思います。