2020.08.28 Fri
活動報告

2020.8.26 地理巡検 (上富良野高校1年生)

上富良野高校1年生の地学の授業に参加し、このエリアの地形について中村専門員が解説しました。

初めにおなじみの日の出公園展望台で、北海道の成り立ちがこの地形に大きくかかわっていることを説明しました。

さらに360°の眺望を生かして、西側に見える山々は北海道が東西から押されて盛り上がったこと、北側に見える丘陵地帯は200~100万年前の大規模火砕流が基になっていること、東側の十勝岳連峰は連続する火山噴火によって作られたこと、南側の富良野盆地は断層によりできたことなどなどを解説。

全体の地形を把握した後は、上富良野町開拓記念館に移動して1926年の大正泥流災害と復興について学びました。

その後、丘陵地帯を体感するために、ジェットコースターの路・千望峠を経由し、最後はこの地域の地形を利用して行われている農業を学ぶため、東中地区の多田農園を訪問。この地で農業を始めた農園の歴史や、扇状地を活用したブドウ園とワイナリーなど興味深いお話を聞くことができました。

実際に見て、地元の方の話を聞いて、この地域がどのようなものかが生徒さんたちに伝わったのではないかと思います。