2020.09.05 Sat
活動報告

2020.9.2 十勝岳火口観測登山同行

気象台が定期的に実施している、十勝岳火口周辺の観測および観測機器の点検などを行うための登山に、北海道開発局・北海道・北海道警察・上富良野町の職員とともに十勝岳ジオパーク推進協議会事務局も同行させていただきました。

当日は雨は降らなかったのですが、南東の風が強く噴煙が登山道側に流れている状況でした。

そのため、噴煙を避けて大きく迂回し風上から火口を観測するルートをとりました。

途中までは通常の登山道を登り、グラウンド火口から噴火口に向かいました。

グランド火口の中では、1988年の噴火のときの巨大な火山弾を見ることができ、その後、大正火口・62-2火口、62-3火口、振子の沢噴気孔群を観察。

噴煙に悩まされながらも、火口の状況を見ることができ、大変有意義な調査登山となりました。これからも各関係機関と連携し、防災に取り組んでいきたいと思います。

注意:通常は登山道を外れて火口に近づくことはできません。今回は気象台の監視・観測との連携を図りながら、ガス検知器を持参し、ヘルメット・ゴーグル・ガスマスクを装着して観測を行っています。