1858年、探検家であり北海道の名づけ親である松浦武四郎が、美瑛・上富良野からトカチルーチシ(現在の富良野岳と前富良野岳の間)を超えて十勝地方に向かい旅をしました。
今回はそのルートを、アイヌ語地名から当時を想像しながらウォーキング。そして、波状丘陵と十勝岳が織り成す美しい彩りの背景にある大地の成立ちを解説しながら、魅せる農村景観を情報発信しました。
昨年開催したデモツアーを活かし、武四郎が美瑛〜上富良野から富良野岳方向に山越えをした「十勝日誌」を辿りながら、丘と十勝岳などこのエリアの成立ちと歴史、そしてアイヌ語地名を解説しました。また、三重県の松浦武四郎記念館の元館長ご夫妻も参加いただきました。
途中、地産のじゃがいもとヨーグルト、昼食は歩人さんのハムセットを味わいました。
今回のツアーでは、武四郎が実際に歩いたルートを再現するため、農家の方から特別に許可をいただいて、農地に立ち入らせていただきました。近年、北海道では農作物への病害虫の影響が問題になっています。参加者全員が、靴底を消毒してから歩きました。
美瑛町から上富良野町に抜けると、空知川水系の江幌完別川にでます。この川沿いに富良野盆地へと降りていきます。
上富良野町の平原に出ました。武四郎が通過したルート上にあるペンション「ステラ」さんでコーヒーブレイク。
今回のコースの最後は、日の出公園。遠くは北に天塩岳、東に十勝岳、南に夕張岳と、美しい夕陽を眺めながら大地の成立ちをおさらいして終了しました。今回は約17kmを歩き、スタッフの万歩計は27000歩を表示していました。
事務局では、このようなツアーを今後も展開し、商品化していきたいと思っています。