十勝岳ジオパーク構想の保全活動として、当協議会が主催し、上富良野高校などが協力するボランティア登山を、8月3日に実施しました。
今回は、上ホロカメットク避難小屋への毛布の荷揚げを行いました。当日は天候もよく、暑いくらいの気温でしたが、参加した上富良野高校生は、元気に毛布を背負って、運んでくれました。
2021年度からジオサイトの保全を目的とした「保全指導員」を委嘱しています。今回は上富良野十勝岳山岳会に所属し、保全指導員の角波さんと佐々木さんに登山の案内や、登山道整備のやり方などの指導を受けながらの登山となりました。
午前中は山頂が見えていた十勝岳も、昼頃には雲に包まれ、視界が十分でないことからも、山頂への登山はあきらめ、避難小屋から下山することになってしまいました。
下山するときは、登山道のごみ拾いをしながら降りてきましたが、ポイ捨てのようなごみはなく、数十年前は登りよりも下りの方が荷物が重くなるほどごみが多かったことを思い出し、登山者のマナーも向上しているのだなと実感したところです。
ボランティア登山も今年で5回目を数えていますが、新型コロナウイルス感染症の観点から、ここ2年間は上富良野高校とジオくらぶ・関係団体のみの周知で実施しており、来年こそは広く募集してボランティア登山ができるようになることを願っています。