2020.02.10 Mon
活動報告

2020.2.8 雪のワークショップ in 十勝岳

2月8日に「雪のワークショップin十勝岳」を開催し、30名ほどが十勝岳の「しばれ」と「雪」に触れ、楽しむことができました。

この企画は、氷の研究で知られる科学者、中谷宇吉郎博士の生誕120年を記念し、記念事業実行委員会と雪の科学館友の会のメンバーが講師となって、実施してくださいました。十勝岳ジオパーク推進協議会も会場や参加者の募集・移動など協力させていただきました。

初めに、雪の科学館前館長の神田氏から、中谷宇吉郎博士が十勝岳の白銀荘で雪の結晶の研究を行ったこと、中谷ダイヤグラムなどの雪の結晶や氷に関することを講話しました。

80年も前に研究を行った同じ場所で、講話を聴いたり、実験をできることで、参加者も歴史を感じているようでした。

氷のペンダントづくりや雪の結晶の観察とスマホを使った撮影では、美しい結晶を見ることができて、参加者からも大きな歓声が上がっていました。

十勝岳という地形と場所、気候に恵まれたことが中谷博士の研究に役立っていることを実感し、このような科学者が研究した貴重な場所を、いつまでも語り継いでいけるよう取り組んでいきたいと思いました。