大雪青少年交流の家において、上富良野高校生の「総合的な探求の学習」の全国発表が開催されました。ジオパークの教育への貢献ということで上富良野高校の地学連携コーディネーター、ジオパークガイドとして活動している立場で、北海道代表として全国発表の場に参加した高校生の皆さんを応援したくて参加しました。
「総合的な探求の学習」とは、自ら課題を見つけ仲間とともに解決の方策を見つけ表現をするという、これからの社会を生きることに求められる力の育成に繋がる新しい学びです。今回発表したグループは町の特産品として豚肉をアピールして町の活性化に繋げていこうという内容でした。
「上魂豚」と名付けた豚のサガリに注目し、煮込みのレシピをパンフレットに載せて、豚肉の販売の拡大を通して上富良野の賑わいを作れるのではないかというものです。
結果は銀賞でしたが、校内の発表、北海道ブロックの発表、今回の全国発表と段階を追うごとに自信を持ってきた姿は目を見張るものでした。ちょっと面白い審査員の方が講評の中で「ねぇねぇねぇ、審査員の皆さん、この発表を聞いて、上富良野でサガリを食べてみたくなった人」と問いかけて、多くの審査員の手が上がったのを見て「上富良野の高校生のみんなすごいね!こんな影響力を持っているんだよ。これからも自信を持って挑戦してね!」とまとめてくれました。
高校生の学びを支援していくこともジオパークの大きな役割で、その成長に関わることができるのは大きな喜びです。来年度からは教科のひとつとして更に充実させていくようです。