十勝岳火山砂防情報センター(ヴォルガ)

 十勝岳火山砂防情報センターは、十勝岳ジオパークの拠点施設として、学習・体験機能を新たに整備し、リニューアルしました。2023年度より、十勝岳ジオパークの専門員とジオガイドが施設のご案内をしています。

十勝岳火山砂防情報センター(ヴォルガ)とは

 十勝岳火山砂防情報センターは「十勝岳の24時間監視・避難所・ジオパークの拠点施設」という3つの目的があります。

1階では火山災害や砂防事業、周辺の自然や火山の恵みなど火山と共生する地域を紹介するシアターを見ることができます。

2階では全国の火山弾をはじめ、火山を学ぶことができるパネルやパソコンを設置しています。

 顕微鏡で岩石(鉱物)を観察しながら地域の成立ちを学ぶ体験をはじめ、火山の噴火実験や火砕流実験を体験することができるようになりました。また、避難所の環境を知る機会として、現在普及している「ダンボールベッド」の作成も体験することができます。

実体顕微鏡で岩石を観察

偏光顕微鏡でミクロの世界を観察

ダンボールベッド体験

作成と撤収は協働作業

 

主な体験メニュー

体験内容

説 明

シアター視聴

十勝岳の火山災害と砂防事業をメインテーマとし、周辺の自然や火山の恵みなど「火山と共生する地域」を紹介します。

火山噴出物の展示

「火山弾」をはじめとして全国各地の火山から集められた噴出物を展示しています。

PCコーナー

十勝岳や火山に関するQ&Aや十勝岳連峰を上空から見ることができます。

気象台コーナー

過去の噴火の歴史や最近の火山情報を掲示しています。また、火口周辺の噴気孔や地表の温度などを測定する火口調査の様子をジオラマでみることができます。

各種地図

床に設置された十勝岳周辺の地図では、火口から距離や位置関係を確かめることができます。また、日本周辺のプレートが確認できる日本地図もあります。

砂防施設模型

災害が発生する原因や砂防施設の効果を模型で学ぶことができます。

ジオサイト紹介

十勝岳エリア、忠別岳エリアのジオサイトを紹介しています。現地を訪れるのが困難な高山エリアについてジオガイドが巡視時に撮影した画像で紹介します。

顕微鏡観察

実体顕微鏡で岩石の表面や岩石に含まれているものを観察したあと、偏光顕微鏡でミクロの世界をみることができます。

ダンボールベッド

避難所では、暖かい、騒音を和らげる、収納できる、椅子として利用できる、リサイクルできるなどのメリットがあります。

 

施設利用の申込み

事務局までお問合せください。

 

お問い合わせ先 

十勝岳ジオパーク推進協議会事務局(美瑛町役場3階)

 〒071-0292 北海道上川郡美瑛町本町4丁目6番1号

 TEL : 0166-76-4004 FAX : 0166-76-4005

 Mail:info@tokachidake-geopark.jp